今回は先日行ってきた臼杵市の城下町散策と、「4施設共通券」を使って施設見学をしたのでそのまとめです♪
施設共通券とは?
臼杵市の有名な観光施設の共通券です。2施設共通券と4施設共通券があります。
2施設共通券
大人 710円
小人 350円
「国宝臼杵石仏」「旧臼杵藩主稲葉家下屋敷」の共通券。
(通常2施設個別で購入すると「880円」の入館料が必要)
※2施設どちらの観光施設でも購入可能
4施設共通券
大人 1,140円
小人 560円
「国宝臼杵石仏」「旧臼杵藩主稲葉家下屋敷」「野上弥生子文学記念館」「吉丸一昌記念館」の共通券。
(通常4施設個別で購入すると「1,410円」の入館料が必要)
※4施設どちらの観光施設でも購入可能
※2021年3月時点の情報です。
旧臼杵藩主稲葉家下屋敷
アクセス
施設情報
小人(小中学生)160円
障害のある方(大人)160円
障害のある方(小人)80円
【2施設共通券(臼杵石仏・稲葉家下屋敷)】
大人 710円
小人 350円
【4施設共通券(臼杵石仏・稲葉家下屋敷・野上弥生子文学記念館・吉丸一昌記念館)】
大人 1,140円
小人 560円
※臼杵石仏・稲葉家下屋敷・野上弥生子文学記念館・吉丸一昌記念館のどちらの観光施設でも購入可能
旧臼杵藩主稲葉家下屋敷は、臼杵市観光交流プラザから歩いて約5分のところにある施設。
このお屋敷は1902年(明治35年)に建てられました。稲葉氏は江戸時代に臼杵藩主として治めていましたが、明治に入り廃藩置県によって藩が廃止された際、藩主の任を解かれたため東京に戻ることになりました。
ここ下屋敷は稲葉氏が臼杵に里帰りした際の住居として、町の有志が建設したと言われています。
約1000坪の敷地があり、5棟の建物が廊下で結ばれています。かなり広いお屋敷です。
\詳しい記事はこちらからご覧いただけます!/
>>【旧臼杵藩主稲葉家下屋敷】国有形文化財の建物、臼杵市にある旧稲葉家別邸
小手川商店
アクセス
店舗情報
食事は11:00~14:00(L.O.13:30)
その他近くに「臼杵市観光交流プラザ」(GoogleMap)の無料駐車場有
または「旧臼杵藩主稲葉家下屋敷」目の前に有料の「市営下屋敷前駐車場」(GoogleMap)もあります。
「小手川商店」は「フンドーキン醤油」の1号店。ここからフンドーキンの歴史が始まりました。お得観光キャンペーンでソフトクリームをもらいに尋ねたところ、女将さんからそのお話を聞いて驚きました。
創業は1861年。「小手川商店」の向かいに「小手川酒造」があります。当時酒造の経営をしていた「常次郎」さんの弟である「金次郎」さんが、この場所で「味噌・醤油」の製造を始めたそうです。
現在のフンドーキンは、ここから少し離れた場所の川の向こう側に、とても大きな工場を持っています。
ここ「小手川商店」さんは味噌ソフトクリームの販売や、ランチ営業もしています。臼杵の郷土料理を食べられるのが嬉しいです♪
小手川酒造
アクセス
店舗情報
「小手川商店」さんの目の前にあるのが「小手川酒造」さん。1855年に創業されたそうです。創業以来一貫して手造りにこだわったお酒造りをしています。
小手川酒造さんは「宗麟」や「白寿」などのお酒がとても有名です。
蔵見学やお酒の試飲もできるのでぜひ立ち寄られてください♪
野上弥生子文学記念館
アクセス
「野上弥生子文学記念館」施設情報
大人(高校生以上)310円
小人(小中学生)150円
団体割引 20名以上100人未満
大人250円 小人 120円
障害のある方(大人)160円
障害のある方(小人)80円
【4施設共通券(臼杵石仏・稲葉家下屋敷・野上弥生子文学記念館・吉丸一昌記念館)】
大人 1,140円
小人 560円
※臼杵石仏・稲葉家下屋敷・野上弥生子文学記念館・吉丸一昌記念館のどちらの観光施設でも購入可能
小手川酒造さんを出て左へ行くと、すぐ隣に「野上弥生子文学記念館」があります。
「野上弥生子」は小説家。夏目漱石とは直接会う機会はあまりなかったものの、書簡を通じて指導を受け、漱石の推薦によって1907年に「俳句雑誌 ホトトギス」に「縁」を発表、作家デビューを果たしました。
「野上弥生子文学記念館」には数々の作品や、直筆の原稿用紙などが展示されています。
\小手川商店・小手川酒造・野上弥生子文学記念館の詳しい記事はこちらからご覧いただけます!/
>>【野上弥生子文学記念館と小手川商店・小手川酒造】野上弥生子の生家とフンドーキン醤油との意外な関係
吉丸一昌記念館
アクセス
「吉丸一昌記念館」施設情報
大人(高校生以上)220円
小人(小中学生)110円
団体割引 20名以上
大人170円 小人 80円
障害のある方(大人)110円
障害のある方(小人)50円
【4施設共通券(臼杵石仏・稲葉家下屋敷・野上弥生子文学記念館・吉丸一昌記念館)】
大人 1,140円
小人 560円
※臼杵石仏・稲葉家下屋敷・野上弥生子文学記念館・吉丸一昌記念館のどちらの観光施設でも購入可能
「吉丸一昌」は臼杵市の国文学者、作詞家、教育者で、こちらの建物はユキ夫人の実家(旧坂井家)です。
成績が優秀で大分県からたびたび表彰されます。東京帝国大学(現東京大学)を卒業し、東京府立第三中学校の教論になり、教え子には芥川龍之介がいます。
後に東京音楽学校の教授となり、教師としての生活をする傍ら、作詞家としても活躍します。
代表作には「早春賦」「故郷を離るる歌」「木の葉」等があり、「早春賦」は日本人なら誰もが聞いたことがある有名な歌です。
館内にはゆかりの品が多く展示されており、楽譜や遺品等を見ることができます。
国宝臼杵石仏
アクセス
施設情報
小人(小中学生)270円
【2施設共通券(臼杵石仏・稲葉家下屋敷)】
大人 710円
小人 350円
【4施設共通券(臼杵石仏・稲葉家下屋敷・野上弥生子文学記念館・吉丸一昌記念館)】
大人 1,140円
小人 560円
※臼杵石仏・稲葉家下屋敷・野上弥生子文学記念館・吉丸一昌記念館のどちらの観光施設でも購入可能
臼杵市おもてなし観光課:0972-64-6080
(10月〜3月までは18:00まで)
※2021年2月時点では16:30までの入場、17:00に閉まりました。ご注意ください
ガイド料:無料
所要時間:約1時間
申込先:石仏事務所
※3日前までにご予約ください
電話受付時間(8:30〜17:00)
「臼杵の石仏」は60余体あり、このうち61体が国宝となっている大分県でも非常に有名な観光地です。
平安時代後期から鎌倉時代にかけて彫刻されたと言われていますが、誰がどのような目的で造ったのかはわかっていないそうです。
4つの名所からなり、その中でも古園石仏は一番広く、臼杵石仏の中心的存在、大日如来像が安置されています。
参拝時には祈願することができますので、お願い事がある方はテーブルにある祈願用紙に記入し祈願箱に入れましょう。
パワースポットですのでとてもおすすめです。
\国宝臼杵石仏の詳しい記事はこちらからご覧ください!/
>>【国宝臼杵石仏】61体が国宝となっている、歴史深い臼杵の観光名所
臼杵城跡
アクセス
施設情報
(臼杵市役所おもてなし観光課)
戦国時代に臼杵湾に浮かぶ丹生島に、大友宗麟によって臼杵城の前身となる「丹生島城」が築かれ、そこが大友氏の拠点となりました。その後江戸時代になると稲葉家が入り、臼杵藩の藩庁が置かれました。
廃藩置県により1873年(明治6年)に廃城となったことがとても残念ですが、今では臼杵公園として市民に親しまれる場所となっています。
そして春になれば約800本の桜が咲き誇る桜の名所となっているので、多くの観光客も訪れる公園です。
臼杵市城下町散策
最後は城下町を散策します♪臼杵の城下町は戦争時にもあまり被害がなかったそうで、昔の日本の街並みを見ることができます。
日本らしい石畳の道。そして城下町らしく、道が複雑で慣れていないと道に迷います…。先に臼杵市観光交流プラザで地図をもらっていたので地図を見ながら歩きました。
>>【臼杵市観光交流プラザ 】臼杵市観光交流プラザと2021年3月までのキャンペーン情報
でもこういう日本の街並みは大好きで日本の風情を感じさせてくれますよね。古くなった木の壁や瓦の家。最近の家は洋風が多いので、昔の街並みに癒されます。
こちらは「カニ醤油合資会社」。1600年に味噌の製造を始めた老舗中の老舗。2021年には創業から421年目になるそうです。
一度お店を畳み掛けたこともあるようですが、なんとか復活して今も尚経営を続けているそうです。
こちらの西日本新聞の記事に詳細が書かれています。
実はソフトクリームをもらいに行くときに、ソフトクリームの見た目が一番奇抜だったこちらの「カニ醤油」さんに立ち寄ったんです。
ただ、その日は火曜日…定休日だった…!!ということで、みそ繋がりで「小手川商店」さんに行ったのですが、そちらでもとても楽しく過ごせたので満足でした♪
ですがこちらのお店のソフトクリームも食べてみたいし、店内でランチ営業もしているようですので、次回臼杵に来たときには立ち寄りたいと思います!
「臼杵のえんどうさんち」のホームページにランチの詳細がありましたのでよかったらご覧ください♪
カニ醤油合資会社のホームページはこちらです。
ちょうどひな祭り時期だったため「ひな人形」も飾られていました。
また「富士甚醤油」も発見!!臼杵はたくさんの調味料の会社がありますね。富士甚さんの「ゆふいんの森」の和風ドレッシングがしんけん好きです♡美味しい♡
「久家の大蔵」です。1868年に建てられ、酒の貯蔵庫として使われていました。老朽化に伴い取り壊される予定だったようですが、平成9年度以降に数度に渡る復元整備を施し、現在では観光文化施設として活用されています。
こちらはアズレージョタイルという外部装飾です。ポルトガルのアズレージョ作家が装飾を施したそうです。
稲葉家下屋敷前には「八坂神社」もありました。
まとめ
今回は臼杵市の4施設共通券を使って臼杵城下町散策をしました。
お得な共通券での施設めぐりや臼杵城跡高台で景色を見ながらの散歩、臼杵の特色を生かしたソフトクリーム、郷土料理などを堪能したり…と楽しめる場所がたくさんあります。
そして城下町をのんびりと歩くととても風情があり、昔ながらの日本を感じられる場所です。
お花見の時期ですので桜も楽しみながら、城下町を散策したいですね♪