大分県別府市の鉄輪に位置する有名な観光地、別府地獄めぐり。さまざまな特徴のある地獄の池が見られることで知られています。
今回はその中でも広い園内で、地獄の池の他にもさまざまな施設がある海地獄をご紹介します。
「海地獄」のアクセス・営業時間・駐車場等・料金
アクセス
営業時間・駐車場等
別府地獄めぐり 1箇所の通常料金表(別府地獄組合登録の7箇所)
※地獄めぐり各地獄とも閲覧料金は同じです。
※駐車場(各地獄に無料駐車場)があります。
チケット割引情報、共通観覧券の情報はこちら
【割引情報あり】別府地獄めぐり7つの地獄のまとめ
大分県別府市を代表する観光地「地獄めぐり」。ここ鉄輪・亀川の地獄地帯は、千年以上も昔より噴気・熱泥・熱湯などが噴出してお ...
海地獄の起源と青さの理由
海地獄は国の名勝に指定されている地獄です。
今から約1200年前に、別府市の鶴見岳の噴火と共に出来た熱泉のひとつが海地獄です。海のようなコバルトブルーに見えることから、その名前が付けられました。
涼しそうな色からは想像もできませんが、温度は約98度もあり、泉脈までの深さは200メートル以上と言われています。
水面が青く美しく見えるのは温泉成分に硫酸鉄を多く溶解しているためで、泉質は酸性です。
園内のスポット
広い園内にはさまざまなスポットがあります。
茅葺屋根の立派な建物「長屋門」(チケット売り場)
ここ長屋門でチケットを購入します。
長屋門の左手にはレンタサイクルもあり。
ただ個人的には、鬼石坊主地獄、かまど地獄、鬼山地獄、白池地獄は比較的近くにあるため、歩いて行ける距離だと思います。
今回は別府地獄組合に加盟している7つの地獄めぐり、すべてを回るため共通観覧券を購入しました。
7つの地獄のチケットと地獄めぐり案内図、記念スタンプ帳がもらえます。
1枚ずつ購入したい方は割引もあります。
チケット割引情報、共通観覧券の情報はこちら
【割引情報あり】別府地獄めぐり7つの地獄のまとめ
大分県別府市を代表する観光地「地獄めぐり」。ここ鉄輪・亀川の地獄地帯は、千年以上も昔より噴気・熱泥・熱湯などが噴出してお ...
美しい庭園
長屋門を入ってすぐのところに美しい庭園があります。撮影が11/30でしたが少しだけ紅葉が残っていました。
庭園を見ているだけでも心が癒やされます。
「ショップ蓮」と「海地獄」、「地獄蒸しプリン」と海地獄で茹でた「温泉たまご」
庭園の先には建物があり、そこはお土産物が置いてあるショップ蓮とその奥には海地獄があります。
入り口には海地獄のスタンプが置いてあるのでスタンプ帳を持っている方はここで押しましょう。
ショップにはたくさんのお土産がありました。そしてそこを抜けて外に出ると海地獄があります。
とてもきれいなコバルトブルーの色。涼しそうなのに湯気がどんどん出ています。98度ということで熱々です。
すごくもくもくしています。
ここではこの地獄のお湯で茹でた温泉たまごが有名で、地獄めぐりの中で地獄の湯で茹でた温泉たまごを食べられるのは、ここ海地獄と隣にある鬼石坊主地獄だけです。
写真右下に見える竹の釣り竿のようなものの先にカゴが付いていて、そこにたまごが入れられカゴごと茹でています。
本当に美しくてため息が出ます。
海地獄を右側に歩くと先には白龍稲荷大神があります。家内安全、商売繁盛、交通安全のご利益があるそうです。
ショップに戻って地獄蒸しプリンと温泉たまごを購入。一休みしましょう。
プリンは固めのしっかりしたプリン。味は間違いなしに美味しいです。
温泉たまごも頂きました。塩も付いていたのでつけながら食べられます。2つともとても美味しかったです。
ショップではえんまんの湯の販売もあります。海地獄の温泉水を特殊瞬間乾燥法で粉末にした入浴剤だそう。
通販でも販売しているそうです。
そしてショップの2階にはギャラリーが。地獄にまつわる展示が置かれているギャラリーです。別府のこと、地獄のことがわかります。
大鬼蓮を育成している温室
ショップを出てから右側に歩いて行くと大鬼蓮を育成している温室があります。ここは地獄温泉のお湯を利用して蓮を育てているそうです。
蓮のほかにも蘭や熱帯で育つ珍しい植物がたくさん見られます。
赤い地獄、そして足湯
温室を出ると近くに赤い地獄もありました。赤い地獄は血の池地獄が有名ですが、こちらはミニバージョンと言った感じです。
海地獄には足湯があるのですが、残念ながら整備中…。この日は少し寒かったので入りたかったです。
極楽饅頭のお店
海地獄を一回りして最初にチケットを買った長屋門の前に、極楽饅頭のお店がありました。
ひとつひとつ手作業で作り、隣の蒸し器で地熱を使って蒸します。一口サイズですが手軽に食べられてとてもおいしいです。
残りを持って帰ったところ、母がパクパク食べてしまいました。「美味しかった?」と聞いたら「美味しかった」と言っていました!
カフェテリア海
海地獄を出てすぐ右にはカフェテリア海があります。
カフェテリア海の名物、「釡揚うどん」や「チャンポン」、また大分の郷土料理、「だんご汁」が食べられます。
ただ2020年11月30日現在、しばらくの間は喫茶メニューしかしていないようです。
まとめ
美しいコバルトブルーの地獄はかなり見応えがあります。
海地獄の園内は広いので、見て回ると比較的時間がかかります。それでも1時間もかからないと思います。
園内でお食事をされる際はもう少しお時間を見ていた方がベターです。