国木田独歩(くにきだ どっぽ)とは、千葉県生まれで広島県・山口県育ちの小説家、詩人。
独歩が10ヶ月の間佐伯市で教師として過ごした家が、「国木田独歩(くにきだ どっぽ)館」として公開されています。早速ご紹介します!
「国木田独歩館」のアクセス・営業時間・駐車場等
アクセス
施設情報
(15人以上の団体は一般100円、小・中・高校生50円)
【共通観覧券】
一般500円
小・中・高校生150円
(佐伯市歴史資料館・城下町佐伯国木田独歩館・佐伯市平和祈念館やわらぎを各1回観覧できます。購入日から1年間有効)
12月29日~1月3日
1839年に女島沖で築造、1870年に移設された古いお屋敷
先日ご紹介した観光交流館の目の前にある国木田独歩(くにきだ どっぽ)館。
歴史を感じる木の門に、奥の家へと続く道が見えます。
観覧料は大人200円。
この建物は元々、1839年(天保10年)に女島沖に築造した別荘を、1870年(明治3年)にこの場所に移築したものだそう。
江戸時代からある建物なんですね。
玄関を入って観覧料を払い、靴を脱いで畳の部屋に上がります。
なんと!自由に写真&SNS等に投稿OKだそう。これはありがたい!!
国木田独歩は1893年(明治26年)10月に佐伯市の鶴谷学館に、英語と数学の教師として赴任しました。
翌年の1894年(明治27年)7月末まで弟とこの家に下宿していたそうです。
この家の主人は独歩が教師として働いていた鶴谷学館の館長(坂本永年)でした。
古いお屋敷なので天井が低いです。でもほんのりと灯っているあかりがとても落ち着く、畳の部屋になっていました。
独歩が弟と過ごした2階
独歩と弟は2階で下宿していたそうなので2階に上がってみます!とても細くて急な階段ですが、こういう階段、なぜか好きなんですよ…!上がるの楽しいです!
2階です。
窓から庭が見えます。ここで兄弟二人で勉強をしたりしたんでしょうか。
次は1階を回ります。危ないので気をつけて降ります。
当時のままの1階、映像展示など
1階では佐伯市文化財のタペストリーや、独歩の映像展示などを見ることができます。
畳の部屋を抜けていくと庭がありました。田舎のおばあちゃんのうちに遊びに行ったような感覚で、縁側に座ってぼんやり庭を眺めていたいです。
土蔵では佐伯市と独歩の歴史や小説の紹介
庭には土蔵があります。入ってみましょう。
横から見た庭。これもいい景色です。素晴らしい!
土蔵の中に入ると、独歩の歴史が読めます。
貴重な品々も。
2階のディスプレイにはマウスが付いていて、独歩の佐伯市に関連する作品を読むことができます。
まとめ
今回は、佐伯市城下東町、「歴史と文学のみち」沿いにある、「国木田独歩(くにきだ どっぽ)館」でした。
江戸時代からある古い建物で、独歩の歴史や文学に触れることができます。
文学が好きな方はもちろん、風情のある建物に入ってみるのもなかなか楽しいです。
ぜひ一度行ってみてください!