みなさん、災害が起きたときのことを考えて、防災グッズを備えていますか?
先日友達と地震について話していた際、今後起こりうる災害のことや防災グッズのことを、みんな意外と考えていないことを知りました。
最近は日本列島各地で震度4や5などの比較的大きな地震がたびたび発生しています。異常気象などの影響もあり、水害や土砂崩れなどが以前に比べて起きやすくなっているようです。
- 災害は不安だけど何をすればいいのかわからない
- 自分の住んでいるところでは酷い災害は起きないのではないか
など、一人ひとりの考え方もさまざま。
ですが、「日本に住んでいれば災害に遭う可能性は0ではない」ということや、大分県も2016年にM6.5の熊本・大分地震で被災した他、2020年には大雨の影響で日田市天瀬町の玖珠川が氾濫したりと、何が起きるか予測不可能になってきています。
南海トラフ地震は今後30年以内に、70%~80%の確率で発生すると予測されていますし、日向灘の地震も他人事ではありません。
また、先日9月18日にきた大型の台風14号も各地に被害をもたらしています。
何かあったときに「何もできない」ではなく、「備えておく」ということが大切です。
今回はみなさんに、「一度考えていただく機会があれば」と思い記事にしました。
その中で防災グッズを取り上げていますので、一緒にご紹介したいと思います。
※本記事はアフィリエイト・プロモーションを含みます。
大分防災ポータルサイトについて
大分県には「大分防災ポータル」のサイトがあります。
防災マップや、事前に避難行動計画を立てられるように作られた「おおいたマイ・タイムライン」など、災害や防災に関するさまざまなことが書かれています。
ぜひ一度ご確認いただきたいと思います。
大分県で起こりうる主な地震に関する情報
南海トラフ地震
「南海トラフ地震は太平洋側で起こるもの」という認識が強いようで、あまり気にされていない方もいるようです。
南海トラフ地震は今後30年以内に、70%~80%の確率で発生すると言われており、地震の規模はM(マグニチュード)8~M9クラス。
気象庁のホームページを見ると、全国的には震度7の予測が一番高いようですが、実は大分県でも地震発生の想定があり、大分県内では震度5弱〜6弱、満潮時の津波の想定は2〜5mのようです。
※参考サイト:
>>南海トラフで発生する地震(地震調査研究推進本部)
>>南海トラフ地震で想定される震度や津波の高さ(気象庁ホームページ)
この気象庁の被害想定は南海トラフ地震の一つのケースのため、実際に想定どおりの揺れや津波が発生するというものではないようです。
ただもし発生したとき、西日本にもかなり被害が出ると予想されるので、支援物資を待つだけというのも不安になるかと思います。
そのためにはやはり自分で備えておく、ということが不安を少なくする第一歩だと考えます。
日向灘地震
日向灘の地震は2種類あり、「プレート間地震」と「ひとまわり小さいプレート間地震」に分けられるようです。
「プレート間地震」はM7.6前後、30年以内に、10%程度の想定。
「ひとまわり小さいプレート間地震」はM7.1前後、30年以内に、70〜80%程度の想定です。
また、2022年3月には政府の地震調査委員会が、日向灘 (大分、宮崎両県の東方沖)と、南西諸島海溝周辺(鹿児島、沖縄両県沖)を震源とする地震で想定される最大規模の見直しをおこなったそうです。日向灘と南西諸島海溝ともにM7級からM8程度に引き上げたと発表しました。
※参考サイト:
大分県での地震活動の特徴
大分県に被害を及ぼす地震は、主に日向灘などの県東方海域で発生する地震と、陸域や沿岸部の浅い場所で発生する地震ということです。
※参考サイト:大分県の地震活動の特徴(地震調査研究推進本部)
上記のホームページにはさらに詳しく、「大分県周辺の活断層帯と海溝で起こる地震」や「大分県に被害を及ぼした主な地震」が掲載されています。
日本に住んでいれば地震は避けられない自然災害です。生き延びるための「備え」はしっかりしていきたいと思っています。
常時携行品(外出先でいつも身に付けておきたいもの)
大分県のホームページより抜粋しています。
常時・非常時・備蓄品で必要な防災グッズをピックアップしました。
※大分県のホームページは内容が変更になることもあり、こちらの情報と一致しない可能性もあります。あらかじめご了承ください。(大分市の防災対策企画課に掲載は確認済みです)
こちらは常時携行品で、外出する際、いつもカバンの中に入れておくと良いものです。
・身元や連絡先のわかるカードなど
大分県ホームページ 非常持出品を準備しましょう
・病院の診療券、病名・処方薬を書いたメモなど
・携帯ラジオ(状況を把握するため)
・メモ帳、筆記用具
・笛(救助を求める時など)
・閉じ込められたときの食料(水、チョコレートなど)
・ハンカチなど(口を覆うため)
携帯ラジオ・多機能ラジオ
常時携行品は「メモ帳・筆記用具・笛」など、比較的カバンに入れやすいものが多いですが、それでも携帯ラジオはなかなか持ち歩きませんよね。
でも何かあった時のために、カバンに入れておいたほうがよさそうです。
常時携行品以外にも、非常用持出袋にも多機能ラジオを入れておきたいですね。
笛(ホイッスル)
私は笛と防寒着(防寒着は上の常時携行品には書いていませんが)は、いつも持ち歩くカバンに入れています。
シルバーの笛はカバンによっては外側につけていてもオシャレでいいですよね。
防寒着
寒い日に災害にあった時、寒い夜を越すのは大変だと思います。
重たいものではないので、アルミの防寒着はいつもカバンの中に入れ、持ち歩いています。
これを機に、私も大分県がおすすめする「常時携行品」を揃え、家族用にも少し買い足しておこうと思います。
日本は災害が多いので、どこにいても、いつ何時何が起こるかわかりませんので、常備しておきたいところです。
非常持出品(避難の際に緊急的に持ち出すもの)
緊急で避難しないといけない場合に、用意していた方がいいグッズです。
非常持出品の一例
・常備薬
大分県ホームページ 非常持出品を準備しましょう
・飲料水
・貴重品(預金通帳、印鑑、現金)
・救急用品
・軍手
・懐中電灯
・下着
・予備電池
・ウエットティッシュ
・ろうそく、マッチ(火をつけるもの)
・生理用品
5年保存ができる水(ミネラルウォーター)
水は必需品です。5年保存が可能な水もありますので、防災リュックの中に入れておいて、いざ必要なときにいつでも取り出せるようにしておきたいです。
防災防犯ダイレクトの充電式LEDランタン
LEDランタンや懐中電灯は非常持出品でも必須ですが、家で停電があったときにも必要なものです。
これも確実に持っておきたいグッズです。そこで、私が持っているLEDランタン・懐中電灯をご紹介します。
最大510時間の連続点灯ができるLEDランタンです。
防塵、防水で、スマホの充電も可能です(対応スマホに関してはご自身でご確認をお願いいたします)。
充電はUSB充電になっています。
こちら結構ちっちゃいです。片手で持てるくらい。
ライトは、昼白色、電球色、自然色、赤色灯点滅(SOS)の4色の切り替えが可能です。
こちらは点滅時の赤色です。緊急時にはこのように点滅させれば周りに緊急だということを知らせることができます。
かわいいし多機能なので気に入っています。
エナジャイザー LEDランタン
エナジャイザーのLEDランタンです。電池式。
こんな感じで自立するようになっています。
ライト点灯時。
自立した時のライト点灯時です。
これなら懐中電灯としても使えるし、テーブルに置いてライトとしても使えますね。
東芝のランタン
東芝のランタンです。電池式。
強力なライトで結構明るくなります。
テーブルの上に置いたり、少し移動する時も強力なライトで周りが見えやすいのかなと思います。
その他にもランタンと懐中電灯が分離できる便利なLEDランタンもあります。
GENTOS(ジェントス) LED ヘッドライト
父からもらったのでちょっと年季が入っていますが、ヘッドライトです。
暗いところで何かを探すときに頭につけていると便利ということで、ないよりはあった方がいいかなと思います。
その他の非常持出品
その他、大分県のホームページでは非常持出品として、
- 乳幼児がいる家庭で準備するものの一例
- 妊婦がいる家庭で準備するものの一例
- 高齢者・要介護者がいる家庭で準備するものの一例
の紹介もしているので、該当者のいる方は「大分県のホームページ」をご参照ください。
備蓄品(いつでも家に置いておきたいもの)
ライフラインや流通機能がストップした時に外部からの支援が届くまで時間がかかります。
支援が届くまでの間、最低でも3日間の水や食料などを、持ち運びしやすい収納ケースなどに入れて、キッチンや押し入れなどに分散保管した方がいいそうです。
・食品(缶詰、レトルト食品、ドライフーズ、栄養補助食品)
大分県ホームページ 非常持出品を準備しましょう
・水(飲料水は大人1人当たり、1日3Lが目安)
・燃料(卓上コンロ、固形燃料、予備のガスボンベなど)
・衣類(下着・上着、毛布、タオル)
・洗面用具
・ラップ
・使い捨てカイロ
・簡易トイレ
・トイレットペーパー
食品 アルファ化米
食品は必需品です。必ず備蓄しておいた方がいいものだと思います。
私がいつも買って保存しているのは「尾西のアルファ化米シリーズ」。
水かお湯を注ぎ、時間を置くだけで食べられるようになります。
熱湯を注ぐと15分でできあがり。水の場合は60分待つとできあがりです。
賞味期限は5年ですので、大体時期が来たら買い替えています。
1袋が1食と考えると、3日間で9つあればいいということになります。
できあがりの量はごはん系が260g、もち米系(赤飯など)が210gです。女性は1つでお腹がいっぱいになると思うのですが、男性はどうなんでしょうか。
白米の他にも五目ご飯やチキンライスなど、種類もたくさんありますし、災害にあった日に美味しい食事があるとそれだけで不安な心が軽くなりますよね。
また、サタケのアルファ化米とパスタのセットなどもあります。
非常時にパスタが食べられるのも嬉しいです。
ペットボトルの水
アルファ化米があっても、水がないと調理ができません。
こちらは5年保存用ではないのですが、水も買っておいて、日常生活で少しずつ使っていくようにしたいですね。
卓上コンロ、固形燃料、予備のガスボンベなど
電気が使えなくなった時のために、卓上コンロ、固形燃料、予備のガスボンベなどは必要になりそうです。
卓上コンロは鍋をするときに使うご家庭も多いと思うのですが、もしなければ買っていてもいいかもしれません。
簡易トイレ
トイレもとても重要ですよね。
もし水が止まった場合、トイレが流れなくなります。衛生環境が悪くなるので、そのために備えていた方が無難です。
その他の備蓄品
その他にも、ティッシュやトイレットペーパー、ラップ、アルミホイル、大型ゴミ袋なども備えておくものに入ります。
少し多めに買っておいて、古いものから使っていくなどをして、日々の生活で買い足しておいた方がいいようです。
防災グッズ「基本セット」のご紹介
ここからは災害が発生したらすぐに避難できるように準備しておく「非常持出品基本セット」のご紹介です。
リュックと中身の防災グッズがセットで入っているので、あれこれ考えなくてよく、楽ちんです。
足りないものはまた買い足せばいいんじゃないかと思います。
①【防災防犯ダイレクト】 防災セット 1人用 30点
②【山善】防災バッグ 1人用 30点
③【アイリスオーヤマ】防災グッズ 1人用 31点
④【FAROLA】防災リュック 1人用 20点(ヘルメット付き、ねこの絵・犬の絵リュック)
⑤【SAFETY PLUS】防災セット 1人用 26種35点
【防災防犯ダイレクト】 防災セット 1人用 30点
防災防犯ダイレクトの防災セットです。
私は2016年の熊本・大分地震の際に、このリュックを購入しているので持っています。
ただリュックのみ購入して中身は自分で揃えたので、とてもめんどくさかったです。中身ありのセットを買って足りないものは買い足せばよかったなと、後から思いました。
もしかしたらセットで買うよりも余分にお金がかかっているかもしれません。
あれから6年たっても汚れもなく、すごく丈夫で個人的におすすめのリュックです!
防災セット 地震対策30点避難セット 避難生活で必要な防災グッズをセットした非常持出袋 (1人用セット)防災防犯ダイレクト
グッドデザイン賞を受賞しているこのリュック。(笛は後から買って取り付けたものです)
3箇所に反射材を取り付けていて、暗闇でバッグを探すときにとても便利です。
火事があっても火の延焼を防ぐ防災素材を採用。さらに防水・防汚もあり、とても優れた防災リュックです。
防災セット(中身入り)の重さは5キロ。子供用は2.4キロです。
リュックの中身は以下の30点です。リュックを入れると31点になります。
- ソーラー多機能ラジオライト
- 5年保存水(500ml×4本)
- 缶詰ソフトパン(100g×3缶)
- 食品加熱袋
- 加熱剤
- 非常用簡易トイレ(×3)
- アルミブランケット
- アルコール除菌ジェル
- マルチツール
- エアーマクラ
- アイマスク
- 耳栓
- スリッパ
- 非常用給水袋
- 水のいらないシャンプー
- 緊急用呼子笛(IDカード付き)
- レジャーシート
- 軍手
- ウェットボディタオル
- 布ガムテープ
- レインコート
- 備蓄用カイロ(×2)
- 三角巾
- 乾電池(×4)
- マスク
- 緊急時連絡シート
- 防災アドバイス
- 歯ブラシ
- 救急ポーチ
- 救急セット
下記は2人用のセットです。色違いのブラックのリュックもあります。
【山善】防災バッグ 1人用 30点
山善の防災バックです。重さは2キロ。
とにかく安いので、「とりあえず1つ買っておきたい」という方にはいいと思います。
【限定エコバック付き】 山善 防災バッグ 30点 セット 【防災士監修】 一次避難用 給水バッグ 携帯用トイレ 大容量 レッド YBG-30R+エコバツグ
リュックの中身は以下の30点です。
- 防災リュックサック
- 懐中電灯ランタン
- 緊急用ホイッスル
- レインポンチョ
- EVAサンダル(26cm)
- アルミシート(90cm×180cm)
- アルミブランケット(213cm×137cm)
- エアマクラ
- マスク×3枚
- ティッシュペーパー
- 携帯用トイレ×3個(男女兼用)
- ポリ袋45L×3枚
- ラバー手袋
- 圧縮袋
- 布テープ
- 2WAYドライバー
- カッターナイフ
- お薬ケース
- 小銭入れ袋(10×16cm)
- 筆記用具セット(ボールペン、メモ帳)
- 非常用給水バッグ(5L用)
- ペーパートレー×3枚(直径21cm)
- プラカップ×5個(200ml)
- 割りばし×5膳
- スプーン・フォークセット
- ラップ(30cm×20m)
- アルミホイル(25cm×8m)
- ボディタオル
- 歯ブラシ3本
- 綿棒×20本
【アイリスオーヤマ】防災グッズ 1人用 31点
アイリスオーヤマの防災グッズ。1人用で31点入っています。重さは4.4キロ。
こちらのリュックは水に強く、反射板付きです。エアーベッドが入っているところが、他のグッズと違うところです。
リュックの中身は以下の31点です。リュックが入って21点になります。
- 懐中電灯ランタン(単3形乾電池×2本使用・別売)
- 長期保存単3形乾電池×12本(10年間の長期保存が可能)
- 乾電池式携帯充電器(単3形乾電池×8本入り)
- エアーベッド
- アルミブランケット
- エアベッド用ポンプ
- エア枕
- 携帯用トイレ×3個
- 綿棒×20本
- マスク(ふつうサイズ)7枚入り
- 歯ブラシ×3本
- からだふきシート
- ティッシュペーパー
- ウェットティッシュ×3個
- ラップ
- プラカップ×5個
- ウォータータンク5L
- 割りばし×3膳
- スプーン・フォークセット(1セット)
- 紙皿×3枚
- レインポンチョ
- ラバー手袋
- リュック
- タオル
- ポリ袋(3枚)
- EVAサンダル
- ホイッスル
- 筆記用具セット
- 防水スマホ袋
- カッターナイフ
- 2WAYドライバー
また、下記は2人用44点セットとなっています。
【FAROLA】防災リュック 1人用 20点(ヘルメット付き、ねこの絵・犬の絵リュック)
撥水、防水で、反射素材が光るリュックの防災セットです。カバンには猫や犬の絵が描かれていて、どちらかを選ぶことができ、インテリアとして置いていてもかわいいです。
レインカバーも付いているので、雨が強くなってきたらリュックに被せることができます。ただ、レインカバーは完全防水ではないようです。
重さが3.5キロほどなので女性やお子様にも軽いのが魅力的な商品だと思います。
防災セット FAROLA 防災リュック 防災グッズ 防災 非常用持ち出し袋 地震 (イヌの絵リュック)
リュックの中身は以下の20点です。
- レインカバー
- ライト付きヘルメット
- 7年保存水×3
- 5年おにぎり2袋
- 5年ライスクッキー
- 6年スーパーバランス
- 簡易トイレ ユニパック
- 救急セット
- 2WAYランタンライト
- ポケットラジオ
- 5年ウェットティッシュ
- 乾電池式充電器&ケーブル
- レインコート
- 防煙フード
- 防寒防風アルミシート
- 給水バッグ
- フェイスシールド
- 目隠しポンチョ
- レジャーシート
- ホイッスル
【SAFETY PLUS】防災セット 1人用 26種35点
見た目がオシャレなこの防災リュック。重さは5.2キロです。
十字の部分が蓄光塗料ですので暗い場所でもリュックを見つけやすくなっています。
リュックの中身は以下の26種です。
- リュック
- ブルボン 5年保存ビスケット
- ブルボン 5年保存用クラッカー
- 5年保存水
- アルファ米(わかめご飯)1個
- ラジオ付き手回し多機能ライト
- エアー枕
- エアーマット1個
- カイロ2個
- ブランケット
- 簡易アルミ寝袋
- アルミ着替えポンチョ
- マスク3枚
- 非常用トイレ3枚
- レインコート
- ホイッスル
- 軍手
- 非常用給水袋
- レジャーシート
- マルチツール
- スリッパ
- 単三電池
- ロープ
- ビニールポーチ
- LEDミニライト
- 救急セット
下記は2人用21種です。
まとめ
日本は四季があり美しく、温泉もあって素晴らしい国ですが、災害大国とも言われています。
日本人だと台風や地震に慣れすぎてあまり危機感は持てないかもしれませんが、災害になった時のことを考えて、備えておくということは本当に大切なことだと思います。
一人ひとりが混乱しないように、災害の前にきちんと考えグッズを揃え、家族でも話し合っておくことが大切なことだと考えます。
この機会に皆さんも、備えのことを考えてほしいと思います。