にーこです。またまた冷麺の記事を一つ。
日本でご当地冷麺といえば別府冷麺の他に盛岡冷麺が挙げられますが、おおまかに説明すると、前者が魚介中心の和風出汁に、そば粉を練り込んだ麵、後者は牛骨を中心とした出汁に、じゃがいもを練り込んだ白い麵、とのこと。
九州の人間としては盛岡は遠いので、現地で食すのは難しいですが、物産展などで食す機会があれば、是非試してみたいものです。
では本題。今回紹介するお店は、別府市にある六盛の本店。前回紹介した胡月に並ぶ別府冷麺の人気店です。
六盛本店のある場所は別府市松原町で、古くからの住宅が立ち並ぶ別府市南部にあります。向かいには松原公園があるので、そこを目指して来訪するとわかりやすいでしょう。なお、周辺は一方通行が多めなので、地図等で事前にルートの確認を。
「手のべ冷麺専門店 六盛・松原本店」のアクセス・営業時間・駐車場等
アクセス
店舗情報
18:00~20:00
※スープがなくなり次第終了
リニューアルで魅力アップ!住宅地に佇む六盛の本店
2017年3月に内外装を全面リニューアルし、清潔さと風格を併せ持った外観に生まれ変わりました。老若男女問わず入りやすそう!
早速、中に入ってみましょう。
リニューアルからまだ4年ということもあり、明るく綺麗でかつ温かみも感じる店内。2人、4人掛けテーブル席とカウンター席をバランスよく配置しています。
さらには入口に体温計、4人掛けテーブル席に空気清浄機と、コロナ対策にも余念なし。空気清浄機はABタウン(大分市)のホテルで使用されているものとおそらく同一タイプ。
「手のべ冷麺専門店 六盛・松原本店」のメニュー
冷麺専門店の名の通り、メニュー表には冷麺の他、ラーメン系のメニューも充実。暖簾にも「中華そば」の文字が書かれていたため、冷麺と中華そばが六盛にとっての二枚看板と言えそうです。
卓上調味料は唐辛子と胡椒のみ。最小限の準備にとどめているからこそ、味に自信がある証なのでしょう。
注文したのは「冷麺」、790円。数量限定の「おつまみスペアリブ」320円にも目移りするのですが…また次の機会に試してみよう。
到着した冷麺は通常サイズでも200gとなかなかの量。牛肉チャーシュー、ゆで卵、キャベツのキムチ、ネギ、胡麻のトッピングは別府冷麺のセオリー通り。
では、早速スープから。
羅臼(らうす)昆布と天然厚葉昆布の2種類の昆布に、国産牛肉のエキスを加えたスープは、スッキリしながらもしっかりうまみを感じる仕上がり。
厚葉昆布というのは北海道釧路市から根室市にかけての沿岸が産地で、地元では「ガッカラコンブ」とも呼ばれています。食用としての消費が多いとのことですが、出汁としても優秀だと思います。
続いて麺を。
麺にはそば粉と小麦粉が使用されていて、別府冷麺らしくコシがあり、のどごしも爽やか。太さも十分で、食べ応えもバッチリ。
別府冷麺では標準装備と言える、キャベツのキムチと牛肉のチャーシュー。
キムチは辛味よりも酸味を強く感じる仕上がりで、食べ進めていく過程でスープに混ぜながら、味の変化を楽しむ。そういった食べ方ができそうです。
最後はスープまで飲み干しちゃいました。ごちそうさまでした!
事前にいただいた中華そばについても
今回の訪問以前にも中華そばをいただきました。
アツアツのスープには焼きアゴ、羅臼昆布、煮干しの魚介系に加え、親鶏、鶏ガラの動物系でスッキリとした後味。程よい油加減もあってこれまた美味。冷麺とともに好評で、オススメできるメニューだと思います。
まとめ
いずれも平日の来訪でしたが昼間は満席、夜営業時も開店からすぐに数組の入店があったりと、少し分かりづらい立地にも関わらず多くのお客さんに支持される六盛。
冷麺、温麵を看板メニューに据えながらも、中華そばを初めとしたラーメンメニューを一通り揃えている点も人気の理由かもしれませんね。
この六盛、松原町の本店の他トキハ別府店、大分市三佐のABタウン内にも店舗がありますので、お近くの店舗でぜひ味わっていただきたいと思います。
もうしばらくは別府冷麺の紹介が続きます。次回をお楽しみに!